善意だけじゃ続かないよ
シーズン問わず、朝の出勤は誰よりも早いので、こんな大雪で悪路でも、学校には一番乗り、と思いきや、雪かき要員として今日事務の方が早く出勤していた。
今日もお疲れ様です。
そうそう、教員の中で早く着き過ぎたのもあり、「大雪ってことは生徒の通学路の雪かき、必要かね」てことで、今朝、一人の先輩教員と雪かきをした。
学校着くまで「生徒の気合でどうにかなるだろう」とやらないつもりでいたけど、基本自己中のぼくは、「授業も少ないし、朝活として体動かすか」ということで、気づけばロッカールームで一人、動きやすい格好に着替えていた。
で、二番のりの先輩教員と合流し、「じゃあ一緒にやりましょう」という流れに。
正直、事務の方が時間をかければ、余裕で登校時間までに除雪は終わるだろうくらいの積雪量。
それでも雪は多かったんですけどね。
その先輩教員曰く、「誰かやるであろう」という前提と善意の名のもと、この時期の雪かきは例年行われているんだってさ。
「警告レベルの豪雪」であれば教員総出で雪かきはするだろうけど、「大雪」程度なら、誰か気づいた人がやる。そんな慣習。
雪かきに出航する瞬間を見ていた教頭くらいにしか感謝されず、あとは何事もなかったかのように1日が始まる。
生徒も知らない。
一部の教員しか知らない。
「今日ありがとうね〜」と言われることもない。
自分の功績を多くの人から讃えられないのなら、
もういっそやりたくないなとさえ思う。
生徒のためには続けたいけど、
モチベーションが上がらないよねって話。
早く出勤してるからと言って、
決して早く働くために来てるわけではない。
いつも自分のための時間に費やしている。
読書や英語の勉強。
だって勤務開始時刻は8:30なんだもん。
感謝されにくいけど誰かの犠牲で成り立つ仕事って、本当に虚しくなるよね。自分共々。
という本音をもっていながら、どうせこれからも続けるんだろうな。
「いつかは感謝されるさ」という淡い期待を抱きながら。