それは蛇足的教育

今日は勤務後に、潤滑油を買うためにホームセンターへ行った。

 

ホームセンターって広いし、潤滑油って案外ニッチなのかな、看板も標識も何も無かったから、見つけるのにかなり手こずった。

ホームセンターといえば潤滑油と信じて疑わないぼくとしては、意地でも自分の力で見つけたかった。

 

入店してすぐ、在り処を店員に聞いてしまえばいいものを、自力で見つけ出そうと15分くらい歩き回っていた。結局、店員さんに案内してもらったんですけどね。

全く、勿体ない15分ですこと。

平日の15分はでかいっていうのに。

 

今、振り返ると、自力で見つけたときの達成感が原動力だったのだと思う。

でも、目的は「潤滑油を手に入れる」で、「自分で見つけたときの達成感」じゃないのに、と自分が恥ずかしくなってるよ、このブログを書きながら。

 

そうそう、学校の先生もきっとこれと似た感覚をお持ちなんじゃないかな。

 

生徒の幸せとか、人生とか、これからのこととか、そういうのが教育で大事なのに、「私の力で何とかしなきゃ」という歪んだ使命感が働いて、蛇足的教育をしてるよね。

 

何その支援?

何その教育ツール?

何その言葉かけ?

テクニック?マジックの話してる?

 

自分がのちに得るであろう「エクスタシー」を、実は優先してるよね、って密かに思ってみたり。

 

月並みの〆になるけど、教育は「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」っていうじゃない。

 

それが最大の目的だし、それ以上でもそれ以下でもないよねって話。