その部活の存在意義と行方

ぼくが勤務する学校は小さな特別支援学校でして、

一応部活があります。

まあ、メジャーな球技ですね。

 

この学校にはそれはそれは古い学校文化である「全員強制入部」体制が敷かれているため、一応みんなその部活に所属している。

で、自分が昨年の夏から主顧問になった。

 

まあ、シフト制を導入しているので、

数人の顧問の中で誰が何曜日に入れるかを毎月まとめたり、大会の申し込みをしたりと、バイトの延長に近いから、負担感はそこまでない。

 

ただ、早く帰りたいときに限って部活が入ってると

「ううう」となるのはここだけの話。

 

 

そういえば今日、

「あと部活2日しかないね。」

「そのあとの部活は来年度の4月かな。」

と話したら、部員みんなが「やったー!」と雄叫びを上げていた。

 

そりゃそうか。

 

入りたくて入ってる子ってそもそも少ないしね。

それにモチベーションの核となる大会もコロナちゃんで流れた。

 

主顧問になったとき

「なんとか子どもたちのモチベーションは!」

と思っていたけど、思い通りにいかないわけで。

 

そもそも論、「一種類の部活に強制入部ってなんだよ」という反発が自分の中にあるわけで、その本音を無視するのは難しい。

正直、意味がわからないっすもん。

 

なんで子どもたちのするスポーツに自由がないんだよ、という思いが勤務当初からある。

 

信念が違う方を向ているから

こうなるのも最初からわかっていたのかな。

 

教師も子どももモチベーションがない部活の存在意義、問いたいです(笑)

 

そんな今日は、子どもたちの部活に対するやる気がすこぶる悪かったので、「じゃあ、サッカーするか!」と提案。

 

ヒャッホー!

とみんな雄叫びをあげた。

 

楽しみながらいい汗をかいていた。

 

この時間、管理職や他の先生に見られたらどうしようと少しはヒヤヒヤしていたけど、なんか言われたら「気分転換にはいいでしょう」と言うつもりでいた。

 

棘のある言葉で批判されたなら、

そのときの気分次第では、

「じゃあ、あなたがこの部活運営してみたら?」

とか

「そもそも、この強制入部体制、古い」

とか

「生徒はぶっちゃけ今の部活嫌いっす」

と言っていたのかな。

 

個人的には、今の部活が「いろんなスポーツを楽しめるクラブというか同好会」になってほしい。