今年度は主顧問を降りた部活動

勤務先には部活動が1つだけある。

それも強制入部。

この古い文化、本当根強いなぁ

といつも思っている。

 

ぼくの出身中学もそんな文化あったなぁ。

まだ残ってるんかな?

 

生徒数も少なく、

「切磋琢磨する」という

雰囲気が生まれにくいこの部活で、

ぼくは昨年度、秋から主顧問をやっていた。

 

3年生が引退してから、

部員が片手程度の出席率。

 

締まりが悪い日もあれば

雰囲気が良い日もあり、

なんだかパッとしないシーズンだった。

 

大会では生徒も良い結果を残せてはいたんですけど、顧問と生徒には、どこか「これじゃない感」を抱いていたように思える。

 

今年度の部活動は

主顧問を降りて、普通の顧問へ。

 

管理職から「今年度は主顧問どうします?」と聞かれ、「あぁ..」と返事に迷っていたら、「交代制みたいな感じで、2年目のOO先生に委任でもいいと思いますよ」と提案され、「いいですね、そうしたいです」と二つ返事。

 

「2年目の若い先生が主顧問をする」という交代制のプチ文化が芽生えた瞬間でした。

 

おそらく来年度は今年きた新採が引き継ぐのかなと。

 

主顧問言っても、

むちゃくちゃ重い仕事ってのはなくて、

どちらかというと事務作業がメイン。

 

片手間でできちゃう業務内容だと、ぼくは思っています。

 

 

そんな今日から部活動再始動。

新1年生は見学。

 

2年目の先生が指揮をとって、

オリエンテーションを進めていく。

 

練習メニュー、今年度予定している大会の日程、この部活動の理念の再確認など、ぼくが主顧問になった最初の部活動では決してやらなかったことをやっていた。

 

あぁ、去年のぼくの至らない所をここで全部カバーしてるなぁと、少し恥ずかしくなった。

 

生徒間の雰囲気も意外によかった。

たぶん、目を輝かせていた。

笑っていたし。

 

この良い雰囲気が続くといいなぁ。

 

 

去年の自分を振り返ると、

本腰を入れて主顧問をしていなかったなぁと。

 

自分の考えと根底からズレまくってる部活動。

 

強制入部制度。

生徒が選ぶことのできない部活動。

生徒にとっての楽しさとは別のナニカが優先されている雰囲気。

 

いろんな点で食い違っている。

 

スポーツってこんなんでいいっけ?

がずっと心の中にあって、蟠りとなっていた。

 

もちろん「これは違うくないですか?」と、年度末に上層部に訴えたのですが、特に何も変化は生まれなかった。

 

今も根底からズレた状態の部活動で、心の底から納得できないでいる。

でも、主顧問ではないから、自分自身を「これでいいんだ」と騙す必要はもうないし、「うーん、違うんだよなぁ」と蟠りに悩む必要もない。

「生徒と楽しい雰囲気で一緒にやってればいいっか」と、気楽に部活に参加できるから、これはこれでいいのかも。

 

何事もそうだけど、

自分が納得できる基盤がそこにないと、

人の上には立てないよね、胸を張ってさ。