誰かにとっての新しい発見

校長面談がありました。

全教員がスケジュールを調整して、30分程度、校長とお話をする時間。

 

あらかじめ用意されたフォーマットに「学級経営」や「教科教育」などの観点から今年頑張りたいことを書き、それについて面談する、そんな時間。

 

今年赴任された校長は去年とはまた違った感じ。

 

去年のこの時間では、その書面に沿って話すというより、むしろフリートークだったと記憶している。

「大学は何してたん?」

とか

「この生徒とはうまくやっていけそう?」

とか

「ゆくゆくは高校に行くことになると思うけど、今のところはどこがいいとかあるの?」とかとか。

懐かしいね。

 

今年の校長は逆で、

その書面に沿って話を進めていく感じ。

マニュアル通りと言いますか。

 

レール上で進められる話ってあんまり好きじゃないのですが、校長がこれまた話しやすいお方なので、なんだか心地よかった今日の面談。

良い人と話すのって、気持ちいいですね。

 

面談の最後に、「働き方改革に力入れたいのだけど、なんか小技とかあります?」と聞かれた。

定時過ぎても学校に残る教員が多いからだろう。

 

マインドの方ではなく、テクニックの方で、何か心掛けていることはないかアドバイスを求められた。

 

定時になった瞬間、

唯一職員室を飛び出してる教員ですもんねぼく。

 

残業はマインド次第でいくらでも減らせる。

とはいえ、マインドを変えるって至難の業だから、テクニックを求められたのかもしれない。

マインドさえ変えてしまえばあとは下り坂ではあるのだけどなぁと思いつつ、ポッと浮かんだことを伝えた。

 

ぼくが無意識的にやっているのは、朝パソコンを開いたら、やっておきたい業務(基本全部データ)を全部開いておき、勤務時間の隙間時間にやること。

 

勤務校自体イージーな方で、山のように仕事があるわけではないですが、残業してないのは事実なので、その方法を校長に伝えたら、目を丸くされて、膝を打ってました。

 

シンプルなのに盲点だった、と。

 

ぼくとしては何も特別なことをしたつもりはないのだけど、ものすごく感謝された。

 

誰かにとっての新しい発見て、こんなところに転がっているもんなんだなぁ、と目が点な自分。