歯がゆいよ、本当に
小学生相手の授業を一教科受け持っているが、これがなかなかうなくいかない。
マンツーマンということもあって、
興味がない内容だとなかなか悲惨なものになる。
ぼくは基本的にどの授業でもタブレットを使うのだけど、授業の効率化以前に、その子の前だとむしろ足枷になる。
タブレットに目が行きがち。
タブレットを迂闊に使うと、脱線しまくりで、授業が成立しない。
あえて今日は使わないということを伝えるとへそを曲げて、こちらもまた授業が成立しない。
「このくらいは言わないでもわかるだろう」が通用しないから、小学校の先生は本当すごいなぁって思うよ。
今日の授業は、
マイルドな説教になった。
「何か月かしたら中学生になるけど大丈夫?」
「その我慢できないところ、なんとかしたいね」
もう、本当にマイルドに説教。
叱り飛ばさない主義なんで。
高等部の生徒なら「はい」と目を見て話を聞いてくれるのだけど、その子は終始、別のことをしながらだったし、なんなら聞いていないと思う。
到底、中学生になると思えない実態。
残りの小学生期間でどうなるのかしら。
教員一人が個人を変えることは不可能なのは重々承知しているからこそ、歯がゆいね。その子を変えるのは、いつだって周りの子どもたちだし、その子らとの協働作業。
協働的な学びの時間はなくはないのだけど、方法・環境が不十分、そして時間が圧倒的に少ない。
歯がゆいねぇ。