そうよ、結局は自分よがり授業よ

生徒の欠席数に合わせて授業形式を変えるのがぼくのスタイル。

 

少人数の特別支援学校だからできるのかしら。

融通が利くと言いますか。

 

例えば、「生徒3人出席」前提で作った授業計画があったとして。でも、運悪く2人の欠席により生徒1人の授業が生まれたとして。

 

そういう場合は、手を抜くってわけじゃないけど、本来予定していた授業はお休みして、別の内容をゆるーくやる。もちろん勉強になるようなこと。

ほら、自分が時間かけて作った授業を休んだ人に披露できないって、お互い損じゃないですか。「自信作の授業を受けれない生徒」と「自信作の授業を提供できない自分」、みたいなそういう構図が出来上がる。

 

と言いつつも、結局は自分よがりな考え方なんだと思う。

 

本音を言えば、「こっちは時間をかけて作ったんだから、より多くの生徒に提供したいわけですよ。」という思いの方が強いのかも。

 

一斉授業形式を取らざるを得ない環境だと、こういう弊害があるから嫌になるよね。自由気ままに進めないっていう。

 

まあ、それは置いといて。

 

欠席がわかった瞬間、

代わりとなる授業を即興で作って、

該当の授業時間、開始。

 

それなりに自信があったのだけど、

途中から「なーんか違うなぁ」と

生徒の様子から違和感を察知。

 

立て直そうとするも、空回り。

 

そんな感じで50分の授業を終える。

 

 

前回も前々回も同じような欠席数だったもんで、即興で授業を計画し、今回と同じ生徒に向けてマンツーマン授業をしたことがある。

 

そのときは、「あ、手ごたえあるな」という確信があった。

 

でも今回は違う。

 

一斉授業は好きくないけど、

生徒に気に入ってもらえないと、

それはそれで俄然がやる気が出る不思議さね。

 

次は振り向かせてやろうと燃えるこの感じ。

 

所詮は一種のラットレースなのに。