場面場面でマリオネットになると仕事は楽よ
去年のこの時期の記憶は曖昧だから参考にならないけど、今年の夏休み期間は去年よりもというか、例年通り仕事の量が少なめに感じる。
決して全く業務をしていないなんてことはなくて、それこそ今日は、やっとこさR5年度使用予定の教科書の採択手続きを終えた。これは第一陣ってやつでして、冬くらいに第二陣の「最終確認」でもう一回忙しくなると思うのですが、山は越えたと思う。
それくらい面倒な作業でした。で、むちゃくちゃ重要な業務。
重要と言っても、尻を拭くのは結局のところ管理職とかぼくより立場が上の人なんで、「重要だけど、自分の責任は言うて少ないでしょ」と自身を卑下していますが。
まあまあ言うてますけども。
夏休み中の職員室。
あたりを見渡すと、全体的に忙しそうにしている。
みなさん何かしらやっているんだなぁと。
もちろん、「忙しくないけどカメレオン」になっている人もいるだろうし、なんとなくわかる。
採用2年目の先生を見ると、
去年の自分とは比にならないくらいの業務を抱えていた。
校務分掌、学校行事、研修の事前レポートetc..
見事に提出期限等も重なっていて、
間違いなく今のぼくよりは忙しい。
きっと去年の今の自分よりも。
所属する分掌、担当の係、担任するクラス
いろいろなものが異なるから、
忙しさは人それぞれなんですけどね。
それに、一つ一つの業務に対する向き合い方も人ぞれぞれ。
例えば、研修に出す事前レポートの起案が戻ってきたものを見ると、主に管理職によって真っ黒。
ぼくのためを思って、「OOではなくて、〜〜では?」のようなコメントが。
そのコメントをもとに(時にはコメントをまんま写して)修正し浄書点検に出す。
この薄っぺらい紙1枚に書くことが全てじゃないし、研修でそれに関してなんか聞かれたら「管理職の考えです。本当は、OOと思ってます」と、そこで自分の本音を言えば済む話じゃないですか。
他者から自分と相反する何かを言われたとするね。
自分が納得できることって、正直少ないじゃない。
膨大な対話、一緒に過ごす時間がないと、そこは変わらないと思うんです。
そういうのがないじゃないですか、こういう学校内で回る「自分の考えを綴ったレポート」には。
だから、殊、文書作成に関しては、
管理職とは議論するつもりは毛頭ないし、
言われたことを「はい」と言って従うだけ。
もちろん、大々的に教育観を問う内容で批判されたら、袖を捲って議論の態勢に入るけど、滅多にないですからね、そう言うの。
そんな考え方っす、ぼくは。
だから、文書作成は時間がかからない方だと思う。
こだわりがないですから。
話は戻って。
その人がもつポテンシャル、才能、考え方、そういった本当に全てのものが幾何学的に異なるから、一見忙しそうにしている人が、実は自分なら10秒で処理できるなんてこともあると思うんです。逆も然り。
自分が半日かけたものを、「こうすれば良いじゃん」と、一瞬で終わらせる人もいるのかなと。
そういえば、
今年は仕事があんまり振られていないなぁ。
定時に帰る人っていう印象が強いから、
遠慮されてるのかしら。
人として避けられているわけではないし、このままで行こう。