垣根を越えたいと思う患者の自分
ぼくは高校時代、ラグビー部に所属していました。
高3の練習中にピキッと音がしてから、腰の状態は悪化の一途を辿り、一時期は寝るのも難しい状態になってました。
6月の高校総体が最後の試合だったんですけど、痛み止めを服用し、コルセットを巻いて出場したのは今となっては「若いねぇ」と思える、良い思い出。
どっかの大学から実はスカウトが来ていたのも良い思い出。
スカウトのことを本人に話すと大学受験に専念できなくなるからと、顧問は卒業まで黙ってた、と母から大学が決まってから伝えられた。
持病化して、今も痛む自分の腰のことを考えると、顧問のその判断は間違っていなかったし、スカウトのことをちらつかされても「スポーツで食っていく気はない」という断固たる決意があったし、なんなら、コーチの目に怯えながらプレイしていたラグビーに価値を見いだせていなかったので、端から選択肢になかったのは確か。
そんな腰。
高校時代に痛めたところとはちょっと違う部位が今は痛いのだけど、でも、ラグビーが原因で腰が脆弱になったのは間違いないと思う。
今年になってから、その部位の痛みが激しくなってきたので、夏休み前からある整骨院に通院している。
前のブログにも書きましたが、「う”ぅぅ気持ちいぃ、そこぉ~」と喘ぐような気持ちいいマッサージ式整骨院でもなければ、電気をビリビリと通して治療している風の整骨院でもない。施術後に「気持ちよかったぁ!」と満足し、数日後にまた痛み出すような、そういうのじゃなくて。
ぼくは今、体のあらゆる痛み(関節痛、腰痛、肩こり、ひじ痛など)は骨の矯正から、としている、そんな整骨院に通っています。
気持ちよさはないんですけど、不思議と痛みは取れる。
でも、1週間くらいすると少しずつ痛み出す。
それは骨の歪みが影響しているので、2週間に1回通って調整してもらう。
そんな治療をしております。
完治するかどうかは
まだわかりません。
でも、日常的な痛みは確実に無くなっている、あるいは小さくなってきているので、施術費が高いからと途中であきらめるのは避けたいところ。
そんな整骨院の先生は、ぼくと同じく健康に気を遣う人なんで何かと話があう。
「食事の時はOOするといいらしいですよ」とか「実はOOは筋肉にはあまりよろしくないんですよ」なんていう会話を交わしながら施術してもらっている。
お互いに毎回「へぇ!知らんかった!」となる情報があって、お互いに「今度やってみます」という見えない手土産を得ることができる。
「患者と先生」ではなく、
友人として関われたらと心底思う。
それくらい毎回密な情報交換ができる。
患者と先生の壁を越えたい、
なんて思う今日この頃。
映画やドラマになるにはドロドロさやスリルが全然ない、そんな垣根。