交通事故が多い昨今、次はぼくかなと不安になるよね
次の3連休は久々に遠くに車を走らせようと計画しています。
旧友に会う。もう5年近く会えていないし、ワインのごとく熟成できたと思う。
そろそろ会ってもいいかなと思いまして。
積もる話をとことん打ち明けたいところです、お互いに。
そんな最近ですが、交通事故が本当に多い。
毎日、SNSやニュースで目にします。
当て逃げ、接触事故、正面衝突事故、そして死亡事故。
このブログを書く40分前にも速報で、普通乗用車が反対車線にはみ出し、軽自動車に正面衝突、そして軽に乗っていた女性2人が死亡したというニュースがあった。
総務省のデータ(2020年)によれば、
1年間のうち、交通事故を起こす確率は約0.4%。
交通事故に遭う確率は約0.2%。
また50年間、車を運転していたら、50%の確率で交通事故に遭う確率or起こす確率なんて聞きます。
ちなみにここだけの話、ぼくは今年の3月に事故ってます。
車を本格的に運転して早5年。
人生初の車による事故。
といっても、人身ではなく物損です。
いろいろと悩みを抱えていた時期で、ぼーと考え事をしながら商業施設の駐車場にてバック駐車を試みていたところ、幸い誰も乗っていなかった軽自動車を擦りました。
擦ったと言っても、「ガシャン」という音はあったし、「あ、当たった」というのがわかるくらいのもの。
あのぼくが自動車事故なんて起こすわけがないと思い、車内で目をぎゅっと強く瞑りました。ほら、「夢だ夢だ夢だ!覚めろ!」と強い現実逃避に、人間って入るじゃない、都合の悪い局面に遭遇すると。
何回も唱えたのに、
寝起きのあの目覚める感じが来なかった。
今度は血が出そうになるくらい舌を噛んだ。
それでも覚めなかった。
あぁ、本当に自分は事故ったんだと、そのとき自覚し、手を震わせながら警察に電話したことを今でも鮮明に覚えている。
人生というスケールで見れば、ぼくは「50%の事故遭遇者」の仲間入りを果たしてしまいました。屈辱と同時に、「もう起こさないだろう」という謎の安心感もある。
「事故を経験したからもう大丈夫でしょ」みたいな。
そうとは限らないのにね。
あの事故の日から
安全運転をさらに徹底している。
自分が事故をもう起こすまいと。
それでもニュースを見ていると、安全運転をしているのに事故られて、死んでしまう人がいっぱいいる。不憫だし、世の中は本当、理不尽だなと思う。
これまでに交通事故で死んでしまった人はきっと、亡くなる前のどこかのタイミングで「交通事故で死んでしまった自分ではない他の誰か」をテレビで見て、少なからず「私じゃなくて良かった」とか「私はこれからも大丈夫だと信じたい」と安堵し、祈っていたはずなんですね。
だから、死んでしまったときは
「なんでだ」となったのではないでしょうか。
少なくともぼくはなります。
運命と割り切れるならそれまでだけど、
でも、その理不尽さ、本当許せないなぁ、ぼくは。
大学生のころ見てもらった手相占い師に、「あぁ、あんた運いいよ。みんなが事故で死んでも、自分だけ生き残るみたいな、そういう手相してるよ」と言われたことがある。
それが自分の精神安定剤。
それとは別に、自分が普段の運転でできることは、自ら事故を起こさないように「ながら運転」は絶対しないこと。黄色信号は無理に通過しないこと。緊張感をもって車を走らせること。そういった基本的なことでしょうか。
たとえ事故られても死なないためにできること。
毎回、車を走らせる前に祈ることでしょうか。
得体のしれない、自分の祈りに忠実に向き合ってくれる「最強のナニカ」に、強く短く祈ること。
ぼくはそうかなぁって思ってます。