「監視の目」に影響されない生徒の行動

今日は「生徒の実習に引率デイ」でした。

 

自分が受け持つ授業に実習が4コマほどある。

 

自分が主体となって実習するんじゃなくて、地域の施設に午前中のみ生徒を預けて、講師の方に実習をしてもらう授業。お気づきかもしれませんが、その引率教員は基本的には学校と実習先の移動時間と実習中の生徒を見守るだけでいいのです、基本的にはね。

 

意外とというか、かなり穴場な授業。

 

ぼくとしては、見守るだけだと逆に少々キツいので、それなら自分が主体となって動く授業をしちゃいたいですけどね。

もちろん、毎週木曜日が校外での実習というわけではなくて、校内実習も月2回ほどある。そのときはただ見守るんじゃなくて、一緒に動くし指導もする。

 

校外での実習の日は、ぼくは基本的には遅刻者対応で、学校待機。

他の担当教員が引率に回る。

 

遅刻する生徒はいるが、だいたいは午後(実習終了後)に学校にやってくるから、正直なところ、手持ち無沙汰です。だから、校務分掌の業務を進めたり、不登校生徒とオンラインで連絡を取り合ったりします。

 

ですが、今日は実習引率教員みんな、出張等により引率できないということで、ぼくが初出陣。

参加生徒の人数、実態からも、十分一人で対応可能ということで、引率はぼくのみ。

 

彼らと歳が比較的近いということもあって、自分で言うのもなんですが、彼らから慕われている方かなと思います。なめられてはいないと思います。

なめられてたら、そもそもぼくの授業や部活でのぼくの指示に従わないので。

 

ぼくではない引率教員らは、生徒と歳もかなり離れていて、生徒からは煙たがられている。これが年配教員の運命なんだと思います。威厳もあるしね。

だから、その教員らが引率するとき、生徒らはむちゃくちゃ他人行儀といいますか。おしゃべりはしないし、列を乱して歩かない。

 

でも今日は、おしゃべりはしてたし、列を乱して歩いていた。

一人の生徒は、衝動的に集団から離れ、走り出した(安全的に)。

 

流石に調子乗り過ぎてるから、「近いうち修学旅行あるけど、それで大丈夫?」と軽く注意したらとぼとぼと戻ってきましたが。

 

 

事故もなく終えれて良かった引率。

 

1つ気づいたのは、普段、担当教員が統制を取れていると思っていても、教員が変わっただけで生徒の行動が乱れたら、それは本当の意味で統制は取れていないということだし、「教員の威厳・恐怖」で縛っていただけに過ぎないよなぁなんて、思ってみたり。

 

「誰がそこにいるか」で生徒の行動は影響されちゃいけないよね。

そんな教育・指導をしていきたいっす。