あの丸つけ音を鳴らすのは
小学校のときからなんですけど、丸つけのときのあのサッていうのかな、スッていうのかな、あの筆音がどうしても気になる。
この歳になっても気になるのは、きっと小さいころから何かしらの文化だったり慣習だったり、価値観みたいなものを刷り込まれてきたからなんだと思う。
丸つけをするという行為自体、ぼくからしたら「インク、もったいなくない?」と思っちゃうんで、そもそも論になりますが。
正解・不正解かどうかさえわかれば良いのだから、○はわざわざ付けなくていいわけでありまして。
もっといえば、間違っているところを認識し、理解できればそれで良い。
でも丸つけをする心理って、「自分はできているんだよ、大丈夫だよ」という、自分を安心させる行為と捉えれば、「人によって気持ちをコントロールする方法、違うに決まってるよね」と完結することができる。
でもぼくとしては、学生の頃の刷り込みのせいか、「できてることを露骨に誇示してる?」という捉え方をついついしてしまう。
周りに自分の優秀さをアピールしてるのでは?と。
実際、小学生〜高校生の頃、いたもんね。
静寂の中、シュッと音を立てて丸つけして、人目を憚らず爽快感に浸ってる人。
なぜか気に入らないまま大人になってしまいました。
歯軋りに匹敵するくらいの不快音とさえ思うくらいに、自分を安心させるあの丸つけ行為に良い印象がないのは、今も変わらず。
丸つけ音のASMRがあったら、ぼくは拷問に感じるかもしれない。
わかる人にはわかるようなブログでした。