時間の無駄だよ、その事後研

研究授業をしたあとに、必ずと言っていいほど事後研ってやつやるじゃない、学校って。

 

いわゆる「研究授業の反省会」ですね。

参観者である先生たちが、「あれは良かった」「あれは良くなかった」を一人ずつ出し合う時間。

 

今日はその事後研があったのだけど、ぼくは故意的に欠席し、その時間は自分の仕事をしていた。

定時10分前にその事後研が終わり、出席していた先生たちが職員室に戻ってきた。

およそ50分間の事後研。

 

ぼくは心の中で、「よくそんなのに時間割けるなぁ」と思っていた。

これは研究授業をした授業者をディスっているわけではなくて、「効率の悪い反省会になんでみんなは当たり前のように出席できるのだろう」という意味の批判。

 

そもそもあんなお堅い雰囲気のあるところでさ、本音を話す人っているのかなとぼくは思うんです。

思ってもないことをつらつら並べて、誰のためになるのよと。

 

ぼくが初任の時は、ある一室で同僚のコミュニティ内で情報交換したし、茶番の事後研よりそこでの学びの方が大きかったという原体験がある。

 

去年、初任者の事後研に参加してみたけど、やっぱり思ってもいないことをベラベラ喋っている自分が居た。

 

それだったら本人に直接さ、タイミングを見計らってコメントを残した方がいいと思うんだ。それもお互いリラックスできる状況でさ。

それができる関係性を築けていたり、そういった状況をもてるんだったら、わざわざ無駄で効率が悪くて実は誰のためになるのかさえわからない時間お化け会議に出席しなくてもいいのに、とぼくは思う。

 

「そういうもんなんだから、黙ってやりなよ」という同調圧力にたまに抗いたくなる。

 

「お時間のある方は出席してください」

という呼びかけがあったけど、

しれーっと無視した本日。

 

そういう時間に割くお時間はないよ、という意味でぼくなりの抵抗でした。

 

「これも働き方改革の一部ですよ」なんて言ったら反感を買うだろうから言わないですが。

 

みんなが大事だと思ってるものを個人の判断でしれーと削ぎ落す。

これ、ちょっとしたスリル。好き。