ぼくはコードスイッチングに夢を見る②
社会言語学者によれば、
言語には、we-code(民族に固有の言語)と
they-code(どの民族にも共通に使われている言語で民族的色彩のない言語)
というのがあるみたいです。
たとえば、メキシコ系アメリカ人親子(スペイン語を第一言語、英語を第二言語として話す者)がいたとする。
まあ、つまりは、
スペイン語がwe-codeで英語がthey-codeですかね。
そこでこんな会話があったとして。
Ven aca. Ven aca. Come here,you.
(こっちへおいで。こっちへおいで。こっちへ来なさいってば。)
スーパー等のお菓子のコーナーから全く動かないわが子へ向けた母親からの一言なんですかね。「こっち来なさいよ」って。
スペイン語→英語の順によるコードスイッチングをしているが、ここでは心理的距離感を出そうとして、すぐにこちらへ来ない子にいらだちを表明しているんだそうな。冷酷さのようなね。そしてそれは子どもに伝わるそうです。
反対に、
Come here. Come here. Ven aca.
(こっちへ来なさい。こっちへ来なさい。お願いだからこっちへ来て。)
と英語→スペイン語の順のコードスイッチングだと、親しみの気持ちを表す場合が多いんだとか。
まあいずれにしても、心理的距離感をコードスイッチングでコントロールできるんだそうな。
2年前このコードスイッチングに出会って以降、ぼくにはあるひとつの夢ができた。
自分の(未来の)我が子にも是非是非やってみたい
というおかしい夢が。
とは言っても、環境面において、英語を使わなくも生きていける日本で果たしてそう簡単にうまくできるのかは疑問であるが、興味はある。
英語を習得させながら、
うまーくコードスイッチングを利用して子どもをしつける。。。
なんとなくおもしろい。
ある程度の英語力がある自分なら、
このコードスイッチング×子育て
はできそうだし、なにか新しいものを感じる。
さてさて、とりあえず全文書き終わり、見直してみたけれども、
ボツ! これはアカン!!
終