状況に依存した言語

コロナ禍のレジでよくあるのだけど、一枚の薄いビニールとかプラスチック板が、店員と自分の間にあるがゆえ、相手の喋っている内容を聞き取れない場面が多々ある。

 

ただ、おもしろいのが、

店員:「こちらの商品はシールでもよろしいですか?」

自分:「はい、大丈夫です」

店員:「第二駐車場でXXXXXXですね」

と、文の5割、しかも大事な部分が聞き取れなかったとしても、汎用性のある「あぁ、はい大丈夫です」と言えば、案外どうとでもなる。

 

キョトンとされることもなければ、変な間が生まれることもない。

皆無とは言わないけど。

 

正しい返答ではないが、それでも成立する会話。

 

きっと、店員さんはこういう状況ではイレギュラーな返答が来るとは思ってないし、ぼくの脳内も「ここでよくわからない質問が来るわけない」という前提でやり取りに参加してるから成立するんだろうね。

 

ちょっと棘のある言い方をすれば、「店員-お客」のやり取りなんて、所詮アクセサリーです。

良い意味でも悪い意味でも。

 

いちいち頭を使わなくても成り立つようにシステム化されていて、「間の埋め合わせ」的なコミュニケーションなのかなって思います。

 

なんか久々にぼんやりした哲学的なブログ書いてみた。