定時のぼくと定時過ぎの車屋さん
昨日はいつも通り定時で帰った。
いや、そうなるはずだった。
わりと緊急性のある、けども重要性は低めな案件が定時15分前に降ってきて、ささっと終わらせてあとは関係管理職の承認のみってときに限って、管理職会議。
全然職員室に帰ってくる気配がなかったので、「埒が明かないわ」てことで、もう一人の担当教員に「(定時なんで)あとはお願いします」と任せてきた。
定時の中で業務を終わらせたいし、定時過ぎてまで業務に関わろうと思わないもんで。
もちろん業務内容にもよるんですけどね。
この間あった保護者懇談なんかも、定時から2時間過ぎてたけど、重要度が高かったので残りました。でも、必要性を感じたので嫌悪感とかはなかったっす。
「ここぞ!」てときの残業は許容できる。
担当教員も「自分が定時で帰る人」というのを日々の様子から知ってるからか、「でももうそろそろ帰るよね?」「あとはやっとこうか」と言ってくれて、「あぁ、気遣い良いわぁ」となった。
「中央集権システムが残業の温床なんだからなんとかしてほしいな」と思いながら学校を出る。定時だった、そのときは。
でも、駐車場に行くと、自分の車から警報機が鳴っている。
聞いたことのないけたましい警報機がウインウインと鳴っている。
あぁ、きっと誤作動か。ついこの間もあったな。
そのときは永延とクラクションが鳴っていて、車のナンバー控えたレストランスタッフに番号で呼ばれた。あのときはキーレスで鍵を開け閉めしたら鳴らなくなった。
でも今回は何をしても止まらない。
ボンネットを開けてディーラーに聞くも解決できず、勤務先から3分の、縁もゆかりもない車屋さんに行く。
とりあえず音はもう鳴らないようにしてもらった。
ぼくの前の持ち主(これ中古車です)が杜撰な改造をしていたのが原因で、それが購入してから2年目経った最近になって反抗期を迎えたのだ。
諸手当で40分くらいかかった。
料金を払おうとしたら「いやダイジョウブです」の一点張り。
そういう決まりなのかしら。
十分請求できる一仕事をしてもらったはずなのに拍子抜けする自分。
そちらは定時を過ぎてまで対応してくださったのに。
その恩は安売りしないでほしいな、とむしろ自分の方が内心憤る、そんな昨日の話。