教員の夏休み

夏休みが始まりましたね。

 

「生徒が夏休み中なら教員も夏休みに入るんでしょ?」と思われがちだけど、まあ、あながち間違ってはいないと思う。

 

生徒がいない=授業がない

ということでありまして、

「授業をしに学校にくる必要がない」ことを考えれば、理論上は教員も夏休みである。

 

ただ、なかなかそうもいかないもんでして。

 

まず第一に、各々、授業とは関係のない仕事を抱えているため、学校に来ることがほとんど。

学校でしかできないというより、学校でやった方が効率的なもの、というんですかね。

ゆえに、休みにくい。

 

あとほら、外部研修も入れられるから、

学校の外で働く日が結構ある。

ちなみに今年の夏休みは4個くらい入ってますねぼくは。

半日がほとんどだし、午後から年休で帰宅もできるんで気楽ではある。

 

ただ、研修のせいで1日休みにはならないっすね。

 

あと、会議とか校内研修、部活、オープンスクール。

そういったものが休みを阻む。

 

もちろん合法的に休めるのだけど、

善意とか罪悪感で、学校に来てしまうこともなくはない。

 

まあ、そういう感情はたまに発動するくらいで、ぼくは割と堂々と強気で休みますが。

 

 

上記の内容は個人的には弱めの要因。

気持ちの問題じゃね?で片付く話だから。

 

ぼくに当てはまるのはこれから書く以下の内容。

無茶苦茶ネックです。

 

先生は生徒みたいに、「この日からこの日まで休めるよ〜」と、無条件に与えられた長期休暇は存在しなくて、自分が所持している休暇数を切り崩してやりくりしなくちゃいけない。

 

年5日与えられる特別休暇(7月〜9月で消化する必要あり)と、前年度の余りの年休数+毎年与えられる20日の年休数と相談しながら、1年の休みを計画しなければならないのですが、教員の場合だと、群を抜いて日常的に年休(時間休)を取りまくっているため、長期休業期間中は、計画的に、慎重に、休まないといけない。さもないと、首の皮一枚生活になってしまう。

「休暇数が残り少ない状態で休まないといけない状況にいる自分」はなかなかに恐ろしい。

 

 

話がだいぶ逸れたね。

教員は夏休み満喫するんでしょ?

でしたね。

 

答えとしては「人による」です。

 

うまーく組み合わせれば、

15連休とかいけますしね。

去年の夏はそんな取り方したような気がします。

 

でも、休みをまとめてとる教員よりも、会社員の妻のような、2ヶ月に一回くらいの頻度で、土日と有給休暇をうまく利用して連休を作る休み方の方が憧れはするんですけどね。

 

 

学校で働いて3年目。

 

夏休み期間中は、教員みんな、それぞれのペースで頻度で休む。

 

それなのに、「うわ!今日OO先生休みか!」と声に出してリアクションする人を見ると、「マジか」となる。

思うのはいいけど、口に出すのは違うじゃんって。

 

それをたまたま聞いた人は

「自分もこう言われてるのかな」

と思うかもしれないし、

少なくとも良い気はしないじゃない。

 

気遣い大事にしようと自戒を込めて。