教育委員会の人には先生という敬称をつけるようにしている
教育委員会の人と教科書関係でメールでやりとりをすることがあるのだけど、「宛名はこれでいいのかな」と思うことがしばしある。
例えば肩書に、「県立学校課 高等学校 教科書事務担当」というふうに、「事務」と明記されていても、「きっと以前は、学校で教師として働いていたんだろうな」と察する。
だから、名前のうしろに、「様」ではなくてあえて「先生」と敬称を添えるようにしている。
このことを相手方はどう思っているんだろうって。
ぼく自身、先生同士が先生と呼び合う文化、あんまり好きじゃないと思うタイプの人間なんで、こんなこと言うと矛盾しちゃうのですが、「きっとOO先生としばらく呼ばれていないんだろうな」「先生だったのに教育委員会来てから先生らしいことできてないんだろうな」というお節介思考が芽生え、「せめてぼくがそう呼ぼう」なんて思ってみたり。
勝手な思いやりかもしれないけど、「先生」という敬称をあえてつけるようにしている。
辞令って突然じゃんね。
教育委員会関係の人、みんな口を揃えて言うもん。
「まさか自分が現場を離れることになるなんて..」と。
「突然の辞令で不本意な思いをしているかもしれませんが、ずっとあなたは先生ですよ」という意味で、「先生」を敬称を使う自分。
思い違いなら、それはそれでまあいいか。
突然訪れる辞令。
教育公務員を続けていると、
この先、自分にもその瞬間は訪れるのだろうか。
現場を離れる。
いやだねぇ。