あのカップルへの憧れ

 

今の恋人とは出会って4年目になるわけですが,

 

未だにぼくは,生理現象を目の前でお披露目したことがない。

 

ここでいう生理現象とは,

お尻や口からでる”悲鳴”なわけでありますが,

記憶している限りでは,

「ついうっかり」はおそらく一度だけしかない。

アノ時は,うっかりとは言え,恥ずかしさから

頭が真っ白になった。

 

まあ,4年に一度と考えると,

オリンピックと同じくらいのレア度。

 

それは置いといて。

 

先日,ぼくの友人が,

隣にいる彼女をよそに,

意図的にお尻から悲鳴を上げた。

彼女は,「もー」と笑っていた。

 

ぼくはその光景を見て,

「下品だなぁ」という感情は湧かずに,

むしろそのカップルには,

「いいなぁ」「羨ましい」という感情が芽生えた。

 

また別の場面でも,

彼は放出していたが,それに対して彼女の方はというと

「さいてー」という一言だけコメントしていた。

 

ここでもぼくは

「いいなぁ」

という感情を咲かせていた。

 

そのじゃれあい,悪くないな,と。

 

ただの「ないものねだり」なのかもしれない。

 

ただ,

「(好きな)人の前では,お下品なことは慎め」

と学校や家庭で半ば強めにしつけられてきたから,

その領域に達している人を見ると,

純粋に妙な「憧れ」を抱いてしまう。

 

「素の行動が許されている空間が存在するカップル」

とでも言うんでしょうか。

 

と言ってしまえば,ぼくにはそれが許されていない

みたいなかわいそうな印象を与えかねないから断っとくが,そんなことはない。

 

恋人といるときは素でしかない。

着飾っていないし,常に落ち着ける。

 

ただ,育ってきた環境の違いから,

他人カップルのシーンを見ると,

「それもありなのかぁ」というインスピレーションが起こるのは否めない。

 

 

まあ,とは言っても,

ソレを参考にはしますが,実行することはないと思いますが(笑)

 

「自分たちらしさ」を大事にできれば

それでいいのかなぁ,とも思ってみる。