無性生殖と変わりない今の教育

高校の時、理科は生物を選択していた。

 

物理とか化学、憧れてはいたんですけど、文系に進んじゃったから、生物か地学のどっちがいいかという選択に迫られ、消去法で生物を。

まあ、計算とか元素が苦手だったんで、生物は自然的に選んだのかもしれない。

 

生物は、先生と相性が悪かったからか(仲が悪かったというわけではない)、好きという印象はない。苦手意識の方が強かったなぁ。

 

特に遺伝。

なんか、しっくり来ないっすね、あの分野。

 

そういえば、遺伝の分野で、

無性生殖とかって習ったような気がする。

 

調べてみると、一つの親の細胞のみを分裂させて親と同じ遺伝子を持ついわばクローンを作ることに等しいっぽいですね。

 

だから、生みの親が死ぬような環境ならその子孫は全滅。

生殖は比較的簡単なんですけど、生きるか死ぬかという点では、むちゃくちゃリスクがでかいですね。

 

学校の授業スタイルも、実は無性生殖みたいなもんで、まあ、一斉授業(同じ教科、同じ内容、同じ時間、同じペースetc)がその原因なんですけど、多様性を奪ってるなぁとつくづく思う。

 

みんなが均質化されているじゃないですか。

 

苦手なものでも、「ここまではできるようにしよう」と、平均以上を求められる教育。まだ、「突出した人材育成」にベクトルが向ききれていない公教育。

 

非現実的ではありますが、でも、なんだろ、一人が倒れたらその周りのみんなも倒れていくような脆さ。

 

1つの分野で才能を発揮している子がいたなら、ほどよくそっとしておきたいものです。天才の邪魔をしない教育。個人の好き嫌いに干渉しすぎない教育。

 

そんな教育が今、大事っす。