お堅い文化
学校ってなかなかお堅くて、
保護者や教育委員会、外部に何か資料を配布・提出する場合、職員組織の5〜7部問計7人くらいの人(校長込み)からチェックをしてもらい、いくつもの目を無事潜り抜けてから初めて出荷される。
起案っていうのかな。
この工程、確かに大事だけども、
正直、
「そこまでする〜!?」感が強い。
周りの同僚2、3人に見てもらって、あとは教頭にチェックしてもらってハイ終了で十分かなと、ぼくには思える。
学校文化に限らないでしょうけど。
一般的な企業でもこれは当たり前の文化なのかもしれないでしょうし。
ただ、ぼくが勤務する学校は小さいから、起案したらその日中に自分の手元に戻ってきて、すぐに出荷できる。
出荷ていうか、提出か。
大きい学校だと、
たった1枚の資料のチェックに、
2日、3日もかかることがあるんだとか。
なんなら、学校によっては、
最終チェック人の校長が(どうでもいい)細かいところを指摘して、その起案が一度差出人のところに戻り、一からまたいろんな人にチェックしてもらい、また校長のところへチェック…
なんてこともあるみたい。
となると、1週間はかかることも。
校長以外のみんながOK出してるのに、取るに足らないところでNGを出すなんて、悪い意味で度胸がある。
昨年度と同じ使い回し資料にも関わらず、NGを出す人もいたりいなかったり。
以前の勤務校がなかなかに劣悪だったところにいらっしゃった先輩教員は、その起案作業に苦しんだそうな。ベテラン教員なのにです。
「今年の校長(ぼくの勤務校の校長)は理解がある人で良かったよ本当に」
という言葉は、どこか重みがあった。
まだ働き始めて2週間経ってないけど、おそらく結構良いガチャを引いたのかもしれない。
部活や授業が始まれば話は多少は変わってくるでしょうが、正しく働く上では、直感的にここは大丈夫な気がする。
ただ、ここに慣れてしまい、
3、4年後の異動先がハズレだったときのギャップが怖い。
抜け道を探す能力、
つまりズル賢さは養っていきたいなぁ。