システムを疑おうと思いまして

7月末にたまたま寄った本屋さんで安藤広大さんの『とにかく仕組み化』が目に入り、そのときは「なんだろう」と気になり、パラッと読みはしたのだけど、購入はしませんでした。

 

でも、7月の講習が終わり、束の間の休暇に入ったところで、「あの本、なんか気になるなぁ」と突然なり、帰省前に購入し、新幹線やホテルで読んでいました。

 

そもそも買って読もうと思ったきっかけはいろいろあると思います。

主に自分が置かれている現状が大きかったのかなぁと。

 

ずーっと『学び合い』をやっているのだけど、どこか、「なんか違う..」と思う自分がいて、、。クラスによるのだけど、こんな感じの生徒の動きじゃないんだよなぁ、とどこかしっくり来ていない自分がいます。

それと、成績(特に模試の結果)が思っていたのと違ったのが結構ショッキングでした。拍子抜けするほどに。

 

もっとできてもよかったんじゃないかなぁ、と。

 

これまでの実践で、生徒一人一人に、「自分で学ぶ」「周りから学ぶ」姿勢ができていなかった結果だろうなぁと思いながらも、自分の実践の何がいけなかったのだろうとずっと考えていたときに、出会った本がこの『とにかく仕組み化』でした。

 

目から鱗ってほどのものではなかったです、『』と近い考え方をしてましたから。

 

でも、読んで改めてわかったのは、やはり「授業者の自分にエラーがあるなぁ」ということでした。時折緩さが滲み出てる瞬間だったり、メリハリの弱さ、生徒との距離感がちょっと近かったりとか、そういうのを改めて注意しようと考えさせられました。

 

この本はシリーズとなっていて、シリーズの最初に出たこちらの本も買ってみました。

 

生徒と教師の関係って、つまるところ、部下と上司の関係と一緒なので、「教師の立ち振る舞い方」を学ぼうと思ったのがきっかけでした。

 

「確かになぁ」と思う部分もあれば、「いや、それをやると『』ではうまくいかないのでは?」となる箇所もあり、慎重に自分の中に吸収する必要がある内容でした。

 

考え方は一緒とはいえ、細かい言動とか対策はちょっと変わってくるんだと思います、これは何事においても。

 

いいところどりは「混ぜるなキケン!」になりかねないので、取捨選択を慎重にし、自分の実践に活かしたいと思いました。