西川純という男

 

西川純先生は、すごいところがたくさんある。

 

普段研究室では、

バカ話:じゃれあい:真面目な話

=5:3:2

という比率で関わるぼくとしては、

たまに先生のすごさを忘れてしまう。

 

近すぎて見えないとはこのことか、と思う。

 

だから、一旦俯瞰してみる。

 

・理科教育界の神

・アノ『』提唱者

・えぐい数の本の出版数

・いろんな業界、いろんな人とのつながり

・炭水化物をほとんど摂らない生活

 

まだまだあるが、

それは表向きの実績。

 

もっとこう、目立たないけど、

実はすごいことはないかと考えてみた。

 

その結果、

 

『 』のことについては、なんでも答えられる

(森羅万象、とは言わないが、自分の考えは何に対しても常に持っているから、結局何にでも答えられるのかもしれない)

ではないかなと。

 

「その考えは想定外でした」

なんてことは絶対にありえない。

 

どこから攻めても、論理的にわかりやすく答えられるあの能力は、本当にすごい。

 

授業後にある検討会で、ぼくは回答者として何回か答えさせてもらったけど、あんなに論理立てて自信持ってわかりやすくハキハキと感情込めて答えられる領域になんて、達せなかった。達せられるわけなかった。

天と地の差とは、このことかって思った。

 

あ、あと、そうそう。

西川ゼミは毎月、ゼミ開放日を設けている。

北は北海道、南は九州(沖縄もあった気がする)から多くのお客様が西川先生とお話するために、いらっしゃる。

 

その方々と話していて聞くのは、

「いや、先生すごいよね。だって、こうやって、訪問者と話す機会を頻繁に設けてくれるんだよ。すごいことだよこれ」

て。

 

 

 

たしかに。

 

あんまり聞かないなぁ。

大学の教授が西川先生みたいに

「どんとこい」「なんでも聞いてきなさい」という強気でウェルカムなあの姿勢。

 

いつ誰に『』を論破されるかわからないのに、その機会を、その場を、自分でたくさんつくる。

自殺行為とまではいかないが、いろんな寿命を縮める行為には間違いない。

 

こうやって、振り返ると、

本当にすごい人だなぁと頭が上がらなくなる。

 

バカ話:じゃれあい:真面目な話:謙虚さ

=4:3:2:1

で、これからは接していきたい。