悪い癖

 

人に何かを任せたり、何かをお願いしたりすることは、結構至難の業。

 

例えば、「そこの醤油取って!」はすごくイージーだ。

だって取ってくれなければ、自分で取りに行けばいいし、

この程度で何もマイナスは生じない。

そこまで大事(オオゴト)にならないし。

 

でも、例えば、ほら、なんだろ、

自分が重大な任務を上層部から与えられたとして。

でも、重大にしてその仕事量が尋常じゃないものだとしたら、

ぼくは、なかなか自分の仲間に任せてみようとはならない。

それが、たとえ信頼できる人でも。

 

任務を与えられる工程で、それが「個人レベル」ではなくて「集団(レベル)」に対して与えられたならば、そりゃあ、率先して「じゃあこれとこれよろしくね」と任せられる。

 

でも、最初の段階で自分(個人)に与えられたら、ある程度、自分の力でできるところまでやって、ここからなら任せてもいいかなっていう領域までいかないと、どうも安心して任せられない。

 

仮に、その領域に行かないで集団に任せてしまい、どこかの段階で大きな失敗が起きたなら、ぼくはきっと自分を一生責めて、一生後悔してしまう気がする。

 

この失敗のせいで、この集団のモチベーションを下げてしまったなあ。。

あのときなんでもうちょっと仕上げた状態で委任しなかったんだ..!

 

自分の顔も汚すし、他人の顔も汚してしまう結果になるくらいなら、まだ、片方(自分)の顔が汚れたほうがマシだ。

 

なんて言って、ずっとずっと過去を憎んでそう。

 

信頼できないわけではなくて、ただ、その先の結果が「万が一」を含んでいるから怖いだけなんだよなあ。

 

ぼくの悪い癖。

 

そんな性格なもんだから、

24年間でいろんなもんを背負ってきた気がする。

 

いろいろと重くなってきたから、

下そう(任せよう)かな。

 

そうでもしないと多忙の極みである学校現場に立ったら、どうなってしまうのさ!

と自分に喝を入れてみる。