子どもという子どもはいない,犬も然り.

こちらは小5の頃から飼い始めた愛犬.

北海道犬という,寒さに強い珍しい犬種です.

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かつてはヒグマやエゾシカ猟のために使われていたそうで,一応,国の天然記念物だそうな.

 

1人暮らしのため実家を出てからは,

年に2回の帰省でしか会うことがなくなりました.

帰省したら基本毎日早朝,散歩してます.

 

飼い始めた当初は半分外,半分中で飼っていたのですが,あまりの可愛さにすぐに室内犬にしちゃいました.

 

家の中ではフワフワとした体毛に顔を埋めたり,頭やほっぺをワシャワシャしたりする.

会話もする.

とは言っても,人間ではないから,対話が成り立つわけもなく,ただひたすらぼくが一方的に5歳児に語り掛けるように話す.

名前はタッチというのですが,

「どうしたのタッチャン」とか「な~にやってるのさ」

と,本当に5歳の子どもに話しかけるような口調なのだ.

 

犬も知能は高いから,おそらく半分くらいは内容を理解していると思う.

 

そんな愛犬も今年で13歳.

人間で言うところの78歳という,うちのおじいちゃんとあまり変わらない歳.

 

こんなかわいい顔してるけど,中身はおっさんなのか..と

たまに興ざめしてしまうことがある.

 

だから,たとえば,

「もしかして,ぼくがこんな口調で話しかけていることを鼻で笑っているんじゃないか..」

とか思ってしまう.

本当は,

「薄い内容は良いから桜を見る会とかの時事ネタについて話してほしかったりして..」

と内心うんざりしているんじゃないかと思ってしまう.

 

ほら,子どもと言う子どもっていないじゃないですか.

 

九九を覚えるのに精一杯だった小2の頃のぼくがいたとしたら,

700km南下した地に住むどっかの小2のシティボーイは,

九九なんて小学校入る前から暗記してて,

その段階では物理学に取り組んでいただろうし,

 

中学社会で習う経済の分野では物足りなくて

学校から帰ったら家で会社経営学について学んでいる子もいなくもないだろうし..

 

そんな感じで,勝手に「子ども」に対してリミットを設けている大人を,

これでもかってくらいその想像の範疇を凌駕してくる子どもの姿をした大人が,もとい人間がいるわけであります.

 

だから,教室とかで教師が,

「ここまでやってね~」「この文法は今日できるようにしよう」

と児童生徒に指示しているところを見ると,

その柵を取っ払いちゃいたいと思う.

勝手にリミットを設けなさんな,と.

 

もちろんそれで丁度いい子もいれば,

全く歯が立たない子もいるわけですが..

 

話がだいぶ逸れましたね.

ま,それと同じ発想で,

この愛犬,ちょっと侮れないわってこと.