不自由からの脱却,自由による賜物
実家に戻れば,必ず何かしら料理をする.
好きな料理を満足いくまで作るのだ.
こう見えて,料理は趣味なんです.
帰省すれば,これでもかってくらい,料理に励む,上手い下手は置いといて.
というのも,上越では学生寮に住んでいるのだが,6畳の個室で寝食を済ませている.隠れ家に住んでる感があって,特にこの部屋には不満はない.
ただ,お風呂・排泄・料理に関しては,その部屋をいちいち出る必要があるため(共有スペースにあるため),少し「う~ん」と感じながら,住み始めてもう2年が経とうとしている.
前者2つはまだ良いのだが,後者の料理については本当にストレスを感じる.
・廊下を通る知らない何者かにその様子を見られてしまうこと
・料理の内容に合わせて,調味料・食材をその共有キッチンに持っていかなければならないこと
・自分以外の住人も使っているから,キッチンが汚いこと
・学生だから思い切った料理ができないこと
これに苦しめられて,昔に比べたら,料理の頻度は減った気がする.
その鬱憤を晴らせるのが,ここ,我が家だ.
広いキッチンな上に,見てくるのは身内の家族.
それに「食材は自由に使っていいよ,あ,なかったら買って来て」,とぼくには捻出できないほどのお金をポンと渡してくれる.
(※決して裕福な家庭ではない)
ここまで環境が整っていると,
ポテンシャルを最大限まで発揮できる.
本格的なハンバーグ,牛肉の赤ワイン煮込み,その他いろんな野菜炒め..
ここ数日で作ったものです.
お店に出せるかどうかで言ったら,要相談だろうけど,
家族はおいしいおいしい言って食べてくれてたから,いいのかな.
結局何が言いたいのか.
それは,学校の先生の仕事は「環境の整備」のみでいいってこと.
いきなり話のベクトルが変わったように思えるが.
ICT? 教室?
子どもが必要と思ったなら,与えてあげよう.
プロジェクト? 講師?
子どもが望んだなら,できる範囲で紹介しよう
資金の調達?
話を聞いて,納得したなら,彼らに投資しよう
与えたものに見合った結果を,
子どもなら出してくれる.
厳密に言えば 子どもたち ですかね.
爆発的なポテンシャルを発揮すると思うんだ.
「自由」という環境整備によって.
ぼくの経験からは,そう言える.
ただ,最初に「不自由」を経験させることで,
自由とはどれだけありがたいことなのかを痛感し,
そこから飛躍的に活躍してくれる気がするのはぼくだけか.
いずれにしても,遅かれ早かれ,結果は残すだろうね.
ま,さきほど,教師の仕事は環境整備のみって言っちゃったけど,
子どものモチベーションを維持できる力も必要だし,
確固たるビジョンを掲げれる度胸も必要なんですが.
訂正として.