では,近いうちにまた。

今日は,二つの場所で,

「では,近いうちにまた会いましょう」と言ってきた。

言ってみれば,お別れのあいさつです。

 

一つは二年間お世話になったバイト先。

いろいろあったけど,まあ,終わってみれば結構寂しいものだ。

 

もう一つは,こちらも二年間お世話になった,美容院。

ずっと同じ美容師に切ってもらっていた。

 

それぞれ愛着度は違うけれど,

ぼくが一貫して放っていた言葉は,

「では,近いうちにまた。」

と言って,別れていたこと。

 

あたかも近いうちにまた会えるんじゃなかろうか,

と思わせるようなそんな意味を込めて。

 

だが正直,確信はない。

 

いつか,その二つの場所へ訪問するチャンスがあったとしても,

そこへ寄るかどうかはわからんのです,その瞬間に遭遇しない限り。

気分次第だったりしますし,100%ないかもしれない。

 

それでも,「近いうちにまた。」

と言っておく。

 

別れの時に,『いやー今日でさよならですね』なんて言ったら,お互い暗いというか悲しい気持ちになるのは必至でして,あれが本当に大嫌いなのだ。

 

あのしんみり感がどうも苦手で。

 

だから,次会うかどうかきわどい微妙な相手には,

「じゃあ,近いうちにまた。」と言っておく。

 

この方がいっそ清々しい。

 

逆に,この先確実会うのが目に見えてる相手には,あえて,

「もう会えないね」「今日でさよならだ」

と言っておく。

 

明後日から来週にかけて,

「では,近いうちにまた。」というお別れのあいさつのピークを迎える。

 

もうそんな時期か。