忘るる存在
すんごいどうでもいい話します。
7年間のアルバイト生活に,もうちょいしたら終止符を付けれそうです。
カウントダウンが始まっている最中,
今日バイト先へ行くと,新しいアルバイトの方が働いていた。
大人しそうな方だった。
でも話してみると,良い人だった。
口下手な感想だが。
ただ,アルバイト枯渇問題があっただけに
新しく入ってくれて内心ホッとしている。
でも,シフト的に,もう会うことはなさそう。
なんだか空しい。せっかく会ったのに,と思ってしまう。
一期一会とはこのことか。
そういえば,
僕のほかに社員さんが一人辞める。
ぼくと同じタイミングで抜けるはず。
とは言っても,おそらく,
新入社員としてこの四月にまた新しい人が来るだろう。
埋め合わせのように。
きっと,ぼくみたいに,大学(院)生活に慣れ始める4月後半から,新しい学生アルバイトも入るだろう。
しかし夏になれば,突然,社員の,あるいはアルバイトの重鎮が辞めるだろう。
理由は様々。
そしてそれと同時に新しい社員が..
きっとこの繰り返しだと思う,
ぼくのこれまでのバイト経験から言わせてもらうと。
なんだかあれと似てる。
壁の塗装作業と。
時間が経てば一面を白だの黒だので塗りたくる。
変わっていなのは,壁という地肌だけ。
ぼくに良くしてくれたパートのおばさんも,一生やめないなんてことは可能性的にはありえなくて,どこかの段階で必ずやめる。
ぼくのことを知っているキッチンさんも,派遣社員さんも,いずれは。。
そうやって,ぼくのことを知らない人が増えていき,
ついには,ぼくが「いなかった」存在になる。
”忘れられる”ではない。
「うわー君,名前なんだっけ..!こう..へい?あ,こうだい か!ごめん。久しぶり!」とかいうそういうのじゃない。
”いなかった存在”になるのだ。
限りなく少ない一部の最古参しか知らなく,語り継がれることなく,
大多数は「あんたどなた?」となるような,そんな存在。
ぼくはそうやって,そこから存在が消えていく。
てか,そう考えると
なんだか趣深いなぁ!