あえて無知で授業しよう
今まで経験したことがないタイプの学校にて,
今現在,勤務しております。
まあ,言ってしまえば,特別支援学校ですね。
重度の子は在籍しておらず,
軽度知的障害や聴覚障害をもつ子が在籍する学校です。
中学・高等部に所属しているので,
ゆくゆくは異学年(異学部)『学び合い』を,,と思っておりますが,2つの学部生を合わせても人数はそこまで多くないので,どうなるかなってところです。
ただ,積極的に動いてくれそうな子,頭が良い子が一定数いるので,これで『』ができないなんて,非常に勿体ない。
今まで見たことないおもしろい動きが絶対起こるはず。
時間割調整はいずれお願いできるとして,,
しかし,「ミッちゃん」がそれを阻む。
あ,三密のことね。
これからも規制は厳しいままだろうから,『』は夢のまた夢。
だから,もう,なんというか,
もどかしさのあまり目の前にある分厚い本を
噛みちぎりそうです。
まあ,長い目で。
となると,単学級での授業になります。
生徒の人数もだいぶ少なくなる。
塾の個別指導と変わらないかも。
「学校始まりますよー」となった途端,
特性を持った子への個別指導,どうしようかと
今更ながら悩んでいる。
塾っぽさが出ちゃうと,
子どもたちはすぐに飽きてしまう。
一番避けたい状況だね。
かと言って,何も教科書の内容に触れないのは
なかなかの問題です。
結局,それら二つをバランスよく合わせたハイブリッド型になるんでしょうけどね。果たしてそれでいいのかい,と問い詰めてくる自分がいるのも確か。
先輩教員はどうするのかなと思い,
話を聞いたりしているのだが,いまいちピンとこない。
イメージができないのだ,授業の光景を。
ええい,いっそのこと,先輩の授業を実際に見てから,授業計画を立てようと,思った。
そうすれば,それをもとに授業の構想がしやすくなるし,波に乗ってオリジナリティ溢れる授業になるのかなって。
ただ,それと同時に,その手本を見ることで
無意識にそのスタイルをがっつり踏襲してしまう気がする。
ほら,ご存知,ぼく真似っこザルじゃないですか。
良いところだけ吸収すればいいものを,
誤って丸飲みしちゃうかもしれない。
掃除機で間違って靴下を吸い上げ,めちゃくちゃ後悔する、あの感じになると思うんだ。
「こうだい感」ない授業って,
つまらないじゃない。
生徒にも思われるかもしれませんしね。
「この新任若造も,他の教員と授業スタイルはだいたい一緒か」て。
それも避けたい,意地でも。
せめて、「お、この人は他の教員と、なんか違う」という印象は与えたい。
ぼく、そういう人ですから。
ここはひとつ,冒険しようと思う。
良い意味の無知で,最初とそれ以降の授業に臨む。
で,ある程度時間が経ってから,
先輩先生の授業を参観。
その方が,なんか清々しいよなぁってさ。
と言っても,特別,革命的な授業は思いついてないんですけどね。
ここはひとつ,ってことで。
もちろん,コロナ状況下でのルールを守りつつ。