廊下で生徒と検討会

今日、聴覚に難を持つ生徒に授業をしていたら、別の聴覚の生徒が,本来の授業終了3分前くらいに教室の外に来て、ぼくのその授業を参観していた。

授業が早く終わったのだろう。

 

その子は比較的に聴こえは良い方なので、

ぼく自身,手話なしでいつもその子には授業をしている。

 

手話なしで,というか,

そもそもほっとんどできないだけなのですがね。

 

ただ、そのとき授業を受けていた子は,

どちらかと言うと,口の動きや手話が主なコミュニケーションツール。

つまり,音の聞こえはそこまで良くなく,

声に頼ってばかしいるのはあまりよくないのだ。

 

ただ,手話なしの授業(身振り手振りしゃべくり)をこれまでしていて,「あ,ぼくが言ったこと,それなりに理解はしてるな」と,その生徒の言動を見ていて認識していた。だから,「大丈夫だろう」と勝手に思ってたわけです。

 

けれど,突如,参観に現れた生徒が授業後,

「手話もある程度混ぜた方がいいと思うよ。」

とアドバイスをしてくれた。

 

「あの子,先生が思ってるほど理解してないと思うから,手話もちゃんと覚えてね」と暗に注意というか忠告を受けました。

 

そのとき,

「手話なしの授業にも限界あったか..」

と痛感。

 

まさか,生徒と,廊下でリフレクションをすることになるなんて。

 

そのあとはその生徒から手話のコツを教えてもらった。

で,約束したのは,

「夏休み明け,(良い意味で)すごいことになってるから」と言っておいた。

 

この間のブログで,「今のところ手話の必要性が感じられない。それくらい生徒は結構聞こえが良い」とつぶやいてたけど,前言撤回。

 

本当に勝手に甘い考え方するなぁ,ぼくは。

 

ちゃんと勉強しよう,手話。

 

目的が明確化されたら,もうOK。