特別支援学校のこれからの未来
オープンキャンパス(学校見学)が,
先日,勤務校であった。
来年高1になる,現中3の生徒対象でした。
うちは,聴覚障害に限らず,軽度知的障害の生徒も受け入れる,格好良く言えばハイブリッド型の学校です。
その日は知的障害を持つ生徒のための学校見学。
きっと,中学の担任の勧め,親御さんの判断で,その学校見学に生徒は参加したのかもしれない。
もしくは強制的にさせられたのかもしれない。
ただ,見学に来た生徒を見て,
ぼくが終始思っていたことは,
「君たちは,周りから分け隔てられたこの『特別支援学校』というものに,入るに値しないよ。」でした。
何が言いたいかといえば,
「お偉い大人たちが勝手に作り上げた「基礎・基本」というフレームに合わなかっただけに過ぎない」てこと。
もっとストレートに言えば,
「特別支援ってなんやねん」と、
「大丈夫、君たちはうまくやれるよ」
でした。
そこそこ幸せに生きていく上で,
ようわからん「基礎・基本」て,必要?
それを目安に,
「この子は支援が必要だ」
「この子は優秀だ」ってカテゴライズしちゃってさ,本当にバカバカしいよ。
その「基礎・基本」が備わってれば,
人って幸せに生きていけるんだっけ?
それが無いだけで子どもたちを分けて,
多種多様な人間との関わり合いを,奪う。
学校て,本当にそれでいいの?
「特別支援」ってぶっちゃけると,「(でっちあげられた)フレームに合わなかった人たちをサポートする」ものだとぼくは捉えている。
「このフレームさえなければ,君たちはもっと..」とやるせない気持ちでめちゃくちゃ悔しかった。
ぼくのビジョンの中に,
「特別支援学校?あぁ,あれはとっくの昔に廃止されたよ。今は能力に応じて分けられることなくて,いろんな人がごちゃまぜになって、目的に応じて学び合うんだ。その方がお互いwin-winなんだ!」
と、子どもたちが目を輝かせながら話す世界、それを実現したい。
早い(極端な)話が、特別支援学校という施設をこの世から無くしたい。
なんて言うと、「ヤバいやつだ」とでもなるんですかね。