ぼくが涙目になったとき

今日は管理職(教頭)の方と面談でした。

これは初任の先生限定ではなく,

1カ月かけて,全教員対象に行われるものです。

何かしらの主任という役職がある先生は校長面談です。

 

内容は主に,なんだっけ,紙の名前忘れたけど,

なんとか目標,でした。

 

「今年度はOO分野と△△分野(例えば,生徒指導部と副担任とか)で,これこれこういう目標を立ててます」という計画書を管理職に提出して,それをもとに,「こうするともっといいかもね」とアドバイスをいただける時間でした。

 

学校独自と言うより,自治体単位でやってますね。

たぶん,どこの都道府県もやってるんじゃないかな?

 

あとは,まあ,4月から学校が始まりましたが,

どうですか?何か悩み事はありませんか?

というお悩み相談タイム。

 

勤務校の教頭は,決して怒ることがない,非常に優しい方です。

どんな発言に対しても必ず肯定してくれるので,

基本的には本音でいつも話してます。

 

だから,勤務してすぐの段階で,オンライン授業の打診もできたんですよね。

 

人間性に憧れます。

 

話は戻って。

悩み事,かぁ。

ここ数カ月を振り返ってみて,何かあるかなと考えを巡らすが,なかったですね。癖のある先生はいてもそこまで気にならないし(危害があるわけではないし),業務も今のところは難なくですし(生徒が登校し出したこれからだろうけど),通勤時間片道1時間はもう慣れたし(冬は1時間半だろうけど),,うーん。

その質問の答えとしては,

 

「そうですね,特にないです!」

 

 

 

 

というわけがなくて,

素直に一つだけ言いました。

 

「この個別形式授業に,あんまり意味を感じられなくて,モヤモヤしてます。。」

と。

 

ぼくの学校,生徒数少ないので

通常2,3人の個別授業,クラスによってはマンツーマンです。

 

この子たちは,ぼくだけと向き合ってこの1年間を過ごすのか。

進級なり卒業・就職するまでに,果たして何を得られるのかな。

 

授業が始まって1週間経とうとする今,

どの授業でもずっと,そう思ってました。

 

 

「いや,ないよな。」

でした。

 

英語教えてる身としては,翻訳機あればどうにでもなるしね(生徒にもそう伝えてます)。

 

英語以外の分野もそう。

数学だって,国語だって,

聴覚や知的に障害がある子にとって,学問って二の次なんだよね。

 

「この状況,ツラいな..」

 

そんなことを授業中にふと思ってしまい,

まさかの涙目になってしまいました。

僕自身,教室内をウロウロしてるので,生徒にはバレませんでしたが。

 

生徒が机に向かって,一生懸命,与えられた課題を,闇雲に取り組んでいる姿を見ると,もう余計に胸が痛くなります。

「俺は何をさせているんだろう」と。

 

本当に大事なのは,,ブログで結構書いてるから諄いけど,

「人とつながる力」なんだよなぁって思うんです。

特に,こういった子どもたちには心臓レベルで大事。

 

必要なときに人とつながって,助けを求める力が

これから先,必要不可欠なのは明白です。

 

だから,こんな教師による一方的な授業じゃなくて,

学年関係なしに,生徒をごちゃまじゃぜにして彼ら同士の対話中心の授業が優先されるべきだと思います。週1だと無理があると思うので,月1で,イベント形式でもいいので,そういう授業をぼくはしたいです。

聴覚に障害を持っていても、全然聞こえないってわけじゃないので、難なく勉強する子はするし、人によってはめちゃくちゃ頭が良い。

知的の子でも、性格が明るい子もいれば、そこそこ人とうまくやれる子もいる。

(『』的には成り立つんだよなぁ)

 

コロナのこともあるので,ちょっと厳しいそうですが,

でもそこを,ね。

 

 

てことを,もうちょっと丁寧に,悲壮感を漂わせて,教頭に伝えました。

伝えた内容は本当にこの通りです。

 

さて,何か起こるかな。

何も起きなければ,仕掛け続けるのみですが。