ぼくの一斉授業力はもう賞味期限切れ

そういえば昨日は研究授業だった。

昨日はサボりブログだったので、

今日はしっかり書かなきゃですね。

といっても、研究授業を終えての率直な感想。

 

今回は、「聴覚に障害をもつ生徒に対して、ICTを使ってどう授業を行っていくか」という授業研修。

 

完全に主語が「教師」の一斉授業スタイル。

生徒の意思に関係なくICTを使う「前提」の授業。

 

慣れって怖いもので、指導案をつくる段階で、「ここでタブレットを使って、、」と、抵抗感なくスルスルとアイディアが浮かんでくる。

前までは、「そんなのーはイーヤだっ!」と駄々をこねてたのに。

 

この研究授業に関しても、生徒は1人だったし、参観者という名の「お客様」も見に来られているので、一斉授業形式のトーク&チョークがめちゃくちゃ無難なのは、火を見るよりも明らかでした。

 

「もう、仕方なしやで~」という気持ちで

毎回授業に臨んでます、こういう人が見に来る授業では。

その気持ちでいた方が、ストレスが軽減するんです(笑)

 

で、そうそう!

学校中の先生が参観されるその研究授業でのこと。

授業開始2分後に、突如悟ったのは、

「あ、ここはぼくの主戦場じゃないな。」

でした。

 

なんだろ、

「教える」というテクニックが、

前に比べてだいぶ落ちたのを、急に思う。

 

そりゃそうなんですね。

 

エンターテイメント授業に見切りをつけたのが大学院時代初期。

「どう考えてもこの先、一斉授業は衰退していくよな」と。

 

そんなもんだから、なーんにもテクニックを磨いてこなかった。

メンテナンスを故意的に怠ったんですね。

 

「授業テクニック」を全面に押し出した本は買わないし、読まなくなった。

なんならぼくあれですよ、大学生時代、カリスマ教師に憧れてNZでTESOLの資格を取得したんですけど、メンテナンスを怠ってきたもんだから、みるみる錆びていく。

 

で、そんな昨日の授業で、

完全に錆び切ったことを実感。

 

自分でも話してて教えてて、

「あぁ、なんか違うなぁ..」

と思いながら50分間を駆け抜けました。

 

参観者のたくさんの目が痛くて、

脇汗ドバドバでした。

 

それでも事後検討会では、「流石でしたよ先生!」という参観者からのお世辞は多かったから、大失敗には終わらなかったのではないかな、と思っている。

もちろん、手話に関する注意点、授業中の言葉遣い、板書時のテクニックについてアドバイスをいただいたが。

 

とにもかくにも一斉授業におけるぼくの能力は、

もう期限切れであることは明らか。

この段階から改善するつもりは全然ないですし。

 

 

この先の公開授業では、

粗相がない程度の授業をしていきたい。

 

 

ちなみに生徒とはラポールを築けているので、「良い授業だった」というレビューはもらえている。