論文三昧

論文を書くための素材、つまりテーマっていうのは常に自分の周りに転がっている気がする。

本当に何気ないこと、取るに足らないこと、くだらないことだけれども。

たぶんどんなテーマでも、突き詰めて行けば
日本、世界、地球、もしかしたらどっかの惑星の何かを変えられる可能性があると思う。

たまたま蹴った石ころの転がる行方を掘り下げて行けば、その先には何かがある気がする。

ガムを噛んでいる間の顎の上下運動を自家発電に活かせないか
とか。

ぼくは日常の1つ1つの動作で、
「そういえば…」が起こり、
「論文にしてみたら…」と考えてみては、
「いや、時間が勿体ない」
と切り捨てている。

机上の空論止まりである。

でも、思いつくだいたいのは、
独創的だし、唯一無二だし、
おもしろいとは思うんだよなぁ、
と溜息をつく。

ただ、その研究に自分の人生を注ぐことができるか、ずっと意欲的に研究し続けることができるか、論理立て論文を書き上げることができるか、とかそういった部分を考えると、すぐに萎える。

人生何回かやり直せるなら、
日常の中でふと思いついたことの中から厳選して、輪廻転生する度に、
研究し尽くしたい。