おいしくても飽きる、おもしろくても飽きる
人は絶対、必ず何かに飽きる。
例えばなかなか値段的にお高いけどすんごい美味いマカロンだって、最初のうちはバクバク食ってられるけど、どこかの段階で必ず飽きによりその手は止まる。
「一生食ってられるわ~」
と豪語してたのに。
食したことはないのですが、
フォアグラやトリュフ、ツバメの巣などの高級料理も、きっとその飽きを引き起こすものにちがいない。
よく聞く、「おもしろい授業」もそんな感じですよね。
例えば、、そうですね、今自分で考えてみた授業を例にとると、
VRを使って何百年も前にタイムスリップ(したと)して、歌人と一緒に古文を勉強できるシステムによる国語の授業
があったとしたら、最初はそのインパクト、斬新さに子どもたちは間違いなく惹かれるでしょう。まあまあ勉強も捗るでしょう。
でも、どっかで必ず
「飽きた」と漏らし、学習進度が失速する。
「このシステムでずっと古文やっていけるわ~」
と言ってたのに。
子ども(人間)は必ず飽きる
そういう思考が常にぼくの頭の中にあるから、
学部生のころまで好きだったおもしろい授業デザインは、
今となってはもう全くしなくなった。