見せかけ授業

 

例えばなんですけど、

 

どんなに汚い字でも、それを額縁に入れて飾ったり

あるいは高級そうな和紙に書いて飾れば、

「これが正解か」

と、芸術性が感じられ、ついつい見入ってしまう。

魅力を感じるのだ。

汚いのに、なぜか思いが感じられ、威勢が感じられて。

 

まずい料理であっても、大きくて上品なお皿に盛りつけてしまえば、

もうそれは「おいしそう」に見えてしまう料理に変わってしまう。

ゲレンデマジックならぬプレートマジック。

傍から見れば、「なんじゃこりゃ」的な料理なのに。

 

きっと、一斉授業もそんな感じで、

内容は別として、美しく魅(見)せれるがあるんだと思う。

てか、ある。

 

傍(参)観者はその美しさに酔いしれる。

内容は気にしないから。

 

でも、授業の参加者(子ども)はその内容をよく知ってるから、酔いしれずに、「なんだこりゃ」状態になる子も、中にはいる。

 

一見美しく、良く見える授業も、

その型(額縁やお皿)から離せば、

見かけは良いけど内容が全くない授業なんです。