また出たくっだらない発想

今日は友人とインディアンレストランへ行き,カレーを食べていた.

 

いきなり隣で大きな欠伸をしだしたその友人.

ぼくはいちいちその姿を直視するわけがないから,

ナンを千切りながらその様子を横目に見ていた.

「横目」と言うより,人間まっすぐ向いていても,

特別意識しなくても,視界の切れ端でその対象物がなんとなく見える.

だから厳密には横目に見ていなかった.

勝手に視界の脇っちょで欠伸しだしたのだ.

 

なんか知らんがぼんやり見える.

 

 

ハッキリとは見えない.

皺なんかも見えない.

口内も見えるはずがない.

それくらいぼんやりしている.

 

でも,その口らしきものを,大きく無邪気にくぱーっと開けている.

そしてその欠伸姿は,言葉では表現できないほどの

怖さがあった.

 

「グロ注意!」と宣伝しているホラー映画に出てきそうな

そんな悍ましさだったのだ.

はっきりと見えないからこそ,その怖さは増していた.

モンスターに近い,そんな迫力が,ぼくの視界の隅っこで

繰り広げられていた.

 

この視界の事案,わかる人はわかりますよね??

表現しがたいので,だいぶ言葉足らずですが..

でも日常にはこういうのがいっぱい溢れているんですよね.

 

結果的にその友人を外見的にディスる形になってしまったが,

中傷とかそんな気はさらさらない.

ストレートに思ったことを書いただけに過ぎない.

それにこのことを本人に話せば,ゲラゲラ笑うに決まっている.

 

話は戻って..

こういう抽象的なシーンを,例えば映画で忠実に表現できれば,

すごい進化が起きるだろうなぁ.

映画に限らず,テレビ・映像業界で.

 

日常に潜んでいる「あるある」(←でもうまく表現できないもの)を,

実際に言語化に止まらず可視化してしまっているのだから.

 

なんて,よくわからない発想が芽生えた瞬間でした.