みんなが持っている能力と持っていない能力

ハワード・ガードナー教授によれば,

人間は普段,8つの能力を働かせて生活しているそうです。

 

1,倫理・数学的知能(数字や規則性,予測が得意)

2,言語的知能(話し言葉・書き言葉への理解力・感受性が高い)

3,運動感覚的知能(体を自由に動かせれる)

4,音楽的知能(リズム感,音感が優れていて,音楽への感受性が高い)

5,空間的知能(絵画が得意で,視覚的・空間的なクリエイティブさがある)

6,対人的知能(人との関わり方がうまい)

7,博物学的知能(環境・自然・動物に関心があり,アウトドア派)

8,内省的知能(自立心があり,独自のやり方を見出せる)

 

例えば,先週の僕のある一日を振り返ってみますか。

 

朝はスノボをして(運動感覚的知能),帰りの車では鼻歌を歌いながら,「こんな曲だとユニークじゃね?」と頭の中で作詞作曲をしてみる(音楽的知能)。大学に戻ってから先生や同じ研究室のメンバーとおしゃべり(対人的知能)をした。

 

すんごい平凡に見えますが,まあ,例えば,そういうことです。

 

さらに,MI(マルチ・インテリジェンス)理論から言えば,

これらの中でも特に秀でている部分や得意分野が人間にはあり、8つの能力を見極め、個性に適したアプローチで学習をすると、人は才能を大幅に伸ばすことができるんだとか。

 

学習方法についての知識は皆無なんでここでは割愛します。

 

今回話したいのは,

「あぁ,だからアノ9つ目の能力はないのかぁ」

ということです。

 

アノ9つ目の能力とは何か。

 

これは単純にぼくの中でポッと出てきたものです。

それは,

何かをやり続ける才能,名前を付けるとしたら,

 継続的能力でしょうか。それがないように思えます。

そもそもプログラミングされていないというか。

 

というのも,人間って,なんでもいいから,

何かをずっとずっとやり続けることが極端に劣っている気がするんです。

 

だから,「三日坊主」という言葉や「明日やろうは馬鹿野郎」なんていう煽り用語があるわけでありまして,

だから,自分の本来の得意分野を伸ばしきれずに人生を終えるか,

人生の後半戦でやっとこさ見つけるんだけど「時すでに遅し」的状況になるんだと思います。

 

もちろんその能力を持ってる人はいますが,

そう多くないです。

というか,だいぶ少ない。

 

なんかの拍子で,なにかの手違いで,

キッカケとなるものがツボに入らないと

起きないのではないかと,ぼくは推測している。

 

万人に「何かをやり続ける能力」が欠けているっていうのが,

これまたおもしろいなぁ,と博学的におもしろがってみる。