職員を思う

以前、初任研の一つとして、校長とお話しする機会があった。

 

ありがたいお話で溢れた30分間であった。

 

「誰でもいいから、気に入った人を真似するようにしなね」

 

だったかな。

一番印象的な言葉である。

と言っても、そもそもそういう体質だから、ものすごく感動したってわけではないけど(笑)

改めてそうしようと思えました。

 

職員室内の職員全員を見渡すと、

その人の全てを真似したいと思える人はいない。

というか、これまでの人生、そんな人はいなかった。

 

部分的に真似たいという人しかいるはずがない。だって、全部を吸収してしまっては、それはぼくがただのアバター(分身)になってしまうから、それだけは避けたいと心のどこかで誓っているに違いない。

 

いろんなものを盗んでくっつけて、自分というオリジナルを創る。

きっとぼくはそうなんだな、と前のブログで書いたことをここでも書いてみる。

 

そんな性質だから、料理もレシピ通り作れないんですよね。

自分色をどこかで出したくなるから、レシピ後半で無駄によくわからない調味料を投入して、まわりの人に苦笑いされることもあったなぁ。

 

話は戻って、、

職員それぞれ、

真似したいポイントを持ってる。

 

例外なく、誰にでも優しい声でコミュニケーションをとれる人。

 

不思議と場の雰囲気を良くする人。

 

自分の業務と並行して周りの教員をさりげなく助けれる、手際がいい人。

 

言いたいことをスパッと言える人。

 

とても清々しく、言われて嬉しくなる「ありがとう」を自然に言える人。

 

「ちょっといいですか…!」と他人から助けをスムーズに借りれる人。

 

まあ、これらを全部吸収してしまっては「ミスターパーフェクト」になってしまい、めちゃくちゃ不自然な何者かになってしまうので、高望みはしない。ないものねだりのままでいるだろう。

けど、なるべく上にあげたものすべてを、吸収する意味での「真似」は目指していきたいよね。

 

どんなに頑張っても

どうせ穴はできるだろうから。

 

なんてことを考えながら、

職員のことを日々思う。