君は都合がいいよね
学校で働く院の同級生の様子を知る機会があった。
部活動も始まり,8時過ぎの退勤が当然になり始めているようだ。
小学校勤務の友人に関しては,
23時ころに退勤した日もあったそうな。
なぜにそんな時間まで..
同情しか湧き起こりません。
一方のぼくはと言えば,
めちゃくちゃホワイト。
部活動に関して言えば,何人もの教員で週1の当番制な上,17時には完全終了。
(本格始動は来週以降)
毎日17時30分には学校を出れている。
(現時点では)
(来年から担任を持つので,間違いなく居残る)
今日は初任研等の打ち合わせで18時半退勤になってしまったが,それでもまだ18時台。
「お先に失礼します~」と職員室見渡すと,全職員5分の2くらいしか残ってませんでした。
労働環境の【時間面】では,めちゃめちゃ恵まれている。
【人間関係】も今のところは充実している。
初任校がここで良かったと,7月を前にすでに浮かれている。
そういえば今日帰るとき,
自分が副担で入っているクラスの担任の先生が,
クラスのこととは全く関係ない作業に追われていた。
校務分掌ですね。
パソコンがあまり強くないが,
ご近所の先生に操作を聞きながら,進めていた。
ぼくは普段,その先生には「もし何か(手伝うこと)あれば,,!」と声をかけているが,十中八九,「今日は大丈夫ですよ!」「何かありましたら,私の方からお願いしますので!」と言った後で,「いつもありがとうございます!」と,遠慮されます。
ヘルプ要請は,それこそ10回に1回。
とは言っても,責任感が強く,人に何かを任せることにたいそう申し訳なさを感じられるお方なので,基本的に依頼は来ない。
そんな今日だ。
「このタイミングで声をかけたところで,また遠慮されるさ」
と,自分の中でうまく合理化。
帰り際にその先生が一生懸命作業をしている姿をよそ目に,
「華金ではあるが何もすることがない」くせして,
そそくさと帰ってきてしまった。
車に乗って,学校を出て,信号待ちをしているときに,
「あの瞬間こそ,声をかけるべきだったでしょ?」
と自分を責め始めた。
「うん,俺も今更だけど,そう思った。」
と認める。
確かに,普段,声をかけることは良いことだし,
「いつでも声かけてください」という呼びかけも大事です。
ただ,声かけのタイミングがズレていたら「形骸化した支援」に過ぎないし,まだ「なんでも言い合える関係」を築けていない状態での「いつでも言ってくださいね」は,前も書きましたが,「結局使われないクーポン」と大差ない。
「自分が壊れない程度に周りのアシストを」と心に決めていたが,自分に突如降りかかってきた大量の業務を整理し終えたあとは,「もう何もしたくない..」となるのが現実。
とは言っても,
「言うて,おまん,ホンマはできたやろ?」
と聞かれたなら,
「まあ,自壊しない程度の余力はありました」
なんですね。
「君は本当,都合がいいよね」
と自分が自分を責めてくる。
あぁ,もう,わかってるさ。
帰路では毎回,
スポンジボブの短いオープニングソングを何回もリピートして,テンション上げながら帰ってるんだけど,今日は感情がびくともしなかったなぁ。