「その場しのぎ」の自分から脱皮
昨日は,家の近くにあるボルダリングジムで,
約2時間,壁を這っていました。
記憶違いがなければ,人生で2回目ですかね。
1回目は自分がカナダにいたころで,
そのときはルールを知らないままトライしていた。
昨日はインストラクターが最初にルールを説明してくださった。それ以降は,自分が苦戦しながら這っているときにアドバイスをくれる,そんな距離感で接してくれた。丁度いい距離感。
ボルダリング,やればわかるんですけど,
これめちゃくちゃ頭使います。
「頭ではわかっているんだけど,体が動いてくれない」という葛藤。
「S(スタート)のホールドを握った瞬間からG(ゴール)に辿り着くまでの道筋を思い描く」先見性。
特に後者については,
ぼくが本当に苦手とする分野。
「△△をすればOOになるから,▢▢できる」と論理だてて進めるのがもはや嫌いで,「当たって砕けろ」タイプの人間なんですね。
「そんときはそんときだ,策はそのときに考えた方がおもしろい」という思考回路なので,「ああ,このボルダリングはぼくがやっちゃいけないスポーツだな」と悟りました。
ちなみに趣味の料理も,
材料調味料については特に何も考えないで,
とりあえず作っちゃいます。
味見しながら何が足りないかを吟味する,そんなスタイル。
気まぐれクックなのに,巷では絶品と評価する人も
いたりいなかったり。
料理にも自分の性格出てますね。
話が逸れた。
とはいえ,これまでいろいろなスポーツをやってきて,各競技で『うまいね』と太鼓判を捺されてきたぼくは,どうやら運動神経は良いみたいです。
インストラクターから「次はここに足を置いて,手はここに」とレーザーポインターでアドバイスを受けながらやると,もうこれがきれいにゴールできちゃいまいした。
そのアドバイスたちはもう予想外なものばかり。
「うわぁ!そういう発想か,一本取られた!」
「その動きあり?」
そういう発想ばかり。
Think outside the box.
このフレーズが真っ先に思い浮かんだ。
「パターンの組み合わせ」×「発想」×「運動」
このスポーツ,
自分の苦手分野があるけども,
好き。
自分の脳みそでしっかり考えてゴールを目指したい,と心から思った。
その場しのぎからの脱却
のきっかけになればいいな。
そして安くはない,ボルダリング用のシューズを買ってしまった。。