教採と感謝と赤面と

続々と教採の結果が出始める今日この頃。

 

受かったのなら、ほどほどに浮かれてもいいけど、「やるべきこと」とか「次の何かにつながる妄想」とかするといいよね、なんて思う。

 

落ちたのなら、とことん悔しがるといいよ。

気の済むまで落ち込むといいさ。

 

ぼくはそうしたかな。

 

ぼくは2回目で合格してますが、

ある意味、「教採2連敗」なんですね。

 

1回目は大学4年生の頃。

 

自分なりに本気で勉強したんだけど、

2次(最終)で落ちたのを小さいスマホ画面で確認した。

「ウウオオオ!」と部屋で雄叫びを上げた。

断末魔ともいう。

 

2回目は大学院1年生の頃。

 

第一志望と第二志望の計2つの自治体を受けた。

 

心の中では第一志望一択。

 

第二志望自治体の受験は、

第一志望合格のための練習試合でした。

厳密には、「1次試験目当て」でした。

そこの1次試験を受ければ、第一志望の2次試験を

体験できる、そんな目論見がありました。

 

全ては第一志望のため。。

 

ところがどっこい。

 

第一志望の自治体は、

あっけなく一次試験で落とされました。

 

 一回目の教採では

一次突破してたのに拍子抜け。

 

これもまたスマホで結果を確認したんですが、ゼミ室だったもんで、お馴染みの「悔しさの雄叫び」は上げられなかった。

 

頭が真っ白になっていくのを

感じることしかできなかった。

 

「あゝ、終わったな。。今年も教採、無念。」

 

燃え尽きました。

 

第二志望は受験したものの、

「雰囲気を堪能するための試験」だったので、

特にその自治体に合わせた対策はしてなかった。

ゆえに、落ちたも同然だった

 

はずが、

 

一次試験、突破してました。

 

それを帰省中の電車で確認する。

 

なーんにも試験対策用の道具は

携えていなかった。

 

「2週間後、ここの二次試験ってことか・・」

と言うことで、帰省してすぐ、

同じ自治体を受けた子に

「助けてくさい。1次通りました。。」

と二次試験対策のヘルプを求め、泣きついた。

 

受かる可能性があるならこの際

受かっておきたいという思いが先行したのだ。

 

縁もゆかりもない自治体だけど

ええい、関係ない!

そんな気持ちでした。

 

彼女はすんごく丁寧にアシストしてくれた。

 

おかげで晴れて合格。

 

彼女はホンマもんのメシアでした。

 

いつだったかの大学からの帰り道、

その人にこう言った気がする。

 

「普段ふざけてるけど、まあ、実はめちゃくちゃ密かに感謝してるからね。あのとき、本当助かったなって。」

 

マジトーンで思いを伝えたら、

なんか向こうが赤面してた、

去年のある夏の夜を思い出してみる。