君が変わるならぼくは嬉しい
何十回話してもなかなか自分が意図していることを
理解してくれなかい生徒がいる。
理解と言うか、納得ですかね。
「これが今の君にはめちゃくちゃ大事なんだよ」
「だからぼくはそれに応じた対応を君にとる」
と、筋の通った理由と一緒に話しても、
「どうしてそんな冷たいこと言うんですか」
なんて言って悲しむような子。
ただ、今日は違った。
その生徒自ら、
「先生が言おうとしていること、なんとなくわかった気がします。」
と、話してくれた。
どうやらその生徒がたまたま読んだ本に、
今のその子と似たような境遇の主人公の生き様が
あったようで、「こうしちゃいられない」
となったみたい。
「あ、先生はただ冷たくしているんじゃなくて、
本当に私を思って言ってるんだ」
て。
明日から変わってくれるといいなぁ。
人間、またはこうだいという生き物は、
しっかり目的をもって冷たくしますよ。
イラっとしたときに冷たくなることは
まーありますけど。