地元に帰りたくない理由
最近、15年ぶりに連絡をとった地元の友人がいるんですけど、早い話が、マルチ商法の勧誘にあっちゃったんですね。
久しぶりー元気?
今何やってるの?
と、「久しぶりに連絡をとる人同士あるある」のメッセージのやりとりから始まりーの、自然と仕事の話になっていた。
お仕事1本でやっていくのは
難しい世の中になったもんね、という
結論になった途端だよね。
「良い副業あるんだ」
とカミングアウトされた。
「副業」という言葉に対して、
前よりは抵抗がない。
聞き馴染みがあるので。
でも、メッセージをしている最初から、
なーんか怪しさがあった。
単なる直感なんですけどね。
一応、どういうやつなの?
と参考となるWebサイトを要求したら、
ためらいなく送ってくれた。
化粧品関係の企業だった。
ふむふむ、
内容はたぶん、しっかりしている。
でも、彼女のアプローチ方法は、
マルチ商法のまさにソレだった。
「隙間時間に稼げるよ」
「ネットより友人の私が言うんだから信用できるでしょ?」
「あなたにはぜひ教えたいの!友達だから。」
とりあえずほら、公務員の副業は制限があるから、「副業が完全解禁されたらまた連絡するね(^_^)」とやんわり断っても、しぶとく「勧誘」がくる。
「やめて」と言っているのにグイグイ来る人は嫌いなこと、あと、「地元の友人が。。」というョックから、未読スルーを決意。
LINEのチャットルームも故意的に隠した。
目につかないようにした。
それっきり、向こうからもメッセージが来なくなったので、わかってくれたみたい。
地元に戻っても、
もう会うことはないかもね。
もし地元の仲間と飲むとなって、でもそこのグループに彼女がいたら、気まずさから参加しないかも。
まあ、時間が解決してくれると思うけど。
「10年前のあれ覚えてる?怖かったよあれ(笑)」
なんて笑い話にして。
たぶんそこに用意されているシナリオは2つ。
本物のマルチだったために話を濁されるシナリオ。
もう一つは、「本当だったのに!」と、
信憑性のある情報を見せつけられ、
なんなら10年後のサイドビジネスの王道になってるパターン。
どっちでもいいんだけどさ。
こういう類の「気まずい関係」にある元・友人が地元にはなぜか、まあまあいる。人間関係形成能力、今より悪かったですしね。
それゆえに、地元がなかなか好きになれないし、
「将来は地元に帰って地域活性化を!」なんてこと、
1mmも思ったことがない。
ぼくはこれからも、全国の都(道府)県を
ふらふらとしながら生きると思う。
地元に対する執着心が全くない、
そんなぼくのお話でした。