センター試験国語の評論っぽい考え方

 

TV・ドラマで演技がうまい人

日常の中で演技がうまい人

とでは、わけが違うと思うんです。

 

前者は、見ている人(第三者というか視聴者)を意識していての演技であるから、要は誰がそのシーン・その瞬間を見ても、「あ、この人は今悩んでる」「この人は心が闇に包まれている」というのを、その日常から少しかけ離れた演技によって判断できる。

 

一方で後者の方はと言うと、誰のことも意識しなくていいから、ありのままに演技、というか目の前の人に対してのみ感情をぶつければいいから、前者に比べればどこかぎこちなさが感じられるが、それは正真正銘のリアルなのである。

 

しかし、そのリアルをTV内にそのまま移し替えると、

「こいつ演技下手だなあ」というか

「なんかTV向けじゃないよね」という

評判を食らう。

 

リアルそのものを展開しているのに、どうもおかしな話だ。

 

日常のリアルをTV画面に映したものがドラマ等の演技

であるはずなのに、素直にそのリアルを映すと、

「違う」と言われる。

不思議なもんで。

 

 

と、朝に思い付いたことを書いていたら、センター試験国語の評論に出てきそうな文体になっていた。

不思議なもんで。